落ちる理由を分析する。

「なぜランクⅢだったのか分からない。」
私自身、何度もそう思いました。
図面は描き切った。
要求室も入れた。
それなのに結果はランクⅢ。
私は設計製図試験に8回挑戦し、その途中で6回のランクⅢを経験しました。
でも、合格したあとに過去の答案を振り返ってみると、毎年の失敗はバラバラに見えて、少しずつつながっていたことに気がつきました。
何を間違えたのか。
なぜ、その間違いが起きたのか。
ここでは、私が実際に不合格になった過程を順番に振り返りながら、ランクⅢから抜け出すヒントを探していきます。
STEP 1|まず、自分が「なぜ落ちるのか」を知る
要求室は入っている。
図面も完成した。
大きな法規違反もない。
それでもランクⅢ。
私も何年もの間、
「結局、何が悪かったんだろう?」
と思っていました。
6回のランクⅢを振り返って見えてきた、私自身の共通点をまとめています。

STEP 2|実際の不合格答案から「失敗の原因」を見る
私は6回ランクⅢになりました。
当然、毎年まったく同じミスをしたわけではありません。
課題文の読み落とし、空間構成、条件の見失い……。
でも、一年ずつ振り返ってみると、その失敗が起きた理由には共通するものがありました。
ここでは、実際の本試験答案とともに、不合格になった原因を年代順に振り返ります。
不合格カルテ No.01|2015
初受験。
「課題文が読めない」という失敗
「周辺環境に配慮する」という条件を読み落としました。
大きなミス:課題文の読み落とし

不合格カルテ No.02|2016
図面は描けた。でも建築を立体で見ていなかった
屋上広場の上に3階を載せてしまった。
大きなミス:平面だけで考えていた

不合格カルテ No.03|2017
読んだはずの重要条件を、途中で見失った
「全客室は眺望に配慮する」という要求を、エスキス途中で見失いました。
大きなミス:要求条件を判断軸にできていなかった

STEP 3|失敗から「合格するために必要なこと」を考える
不合格答案を分析して終わりではありません。
「では、どうすれば同じ失敗をしなくなるのか。」
自分の失敗を何年も振り返るうちに、私は逆に、
「そもそも、この試験では何が求められているんだろう?」
と考えるようになりました。
そこで2014〜2025年の合格基準を比較しました。

そして私は、一度諦めました。
6回目のランクⅢ。
何年やっても受からず、私は一度、一級建築士を諦めました。
それでも、なぜもう一度戻ってきたのか。

8回目で合格して分かったこと
7回不合格。
一度は諦めた。
それでも戻って、8回目で合格しました。
一級建築士になって一番変わったのは、設計ではありませんでした。
自分自身でした。
