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一級建築士設計製図|角番・多年度生は資格学校にもう一度通うべき?7回落ちた私が今なら考える勉強法

一級建築士ドル
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この記事を書いた人|一級建築士ドル

一級建築士設計製図試験に7回不合格、8回目で合格。

ランクⅡが1回・ランクⅢを6回、角番落ちを2回経験しました。

現在は、その失敗と合格までの経験をもとに、設計製図試験の考え方を発信しています。

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一級建築士設計製図試験に何度か落ちると、

「来年も同じ資格学校に通うべきか。」

迷うことがあると思います。

私は設計製図試験に7回落ち、8回目で合格しました。

当時の私は、資格学校に通っていれば大丈夫だと思っていました。

でも今振り返ると、多年度生になった時点で一度、

「今までと同じ勉強を続けて、本当にいいのか。」

と考える必要があったと思っています。

一級建築士設計製図試験に不合格になると、次の年の勉強方法を考えなければなりません。

「もう一度、同じ資格学校へ通う。」

「別の資格学校へ変える。」

「独学に切り替える。」

「通信講座を使う。」

いろいろな選択肢があります。

特に、学科試験免除の最後の年、いわゆる「角番」になると、

「今年落ちたら、また学科からやり直しになる。」

という不安も大きくなると思います。

私自身、何度も設計製図試験に落ちました。

そして長い間、資格学校にも通いました。

だからこそ今思うのは、

多年度生に必要なのは、必ずしも「もう一度同じことを繰り返すこと」ではない

ということです。

この記事では、7回不合格を経験した私が、今もう一度多年度生・角番生になったとしたら、どのように勉強方法を考えるのかについてお話しします。

私は「資格学校に通っていれば大丈夫」と思っていた

私は設計製図試験を受験していた頃、長く日建学院に通っていました。

資格学校に通うこと自体には、今でも大きなメリットがあると思っています。

講師に質問できます。

自分の図面を添削してもらえます。

毎週課題が与えられるので、勉強するペースもつくりやすいです。

特に初めて設計製図試験を受験する方にとっては、とても心強い環境だと思います。

ただ、当時の私はどこかで、

「資格学校に通っているのだから、このやり方を続ければいつか受かる。」

と思っていました。

結果として、私は7回落ちました。

もちろん、資格学校へ通ったことが悪かったわけではありません。

今振り返ると、問題だったのは、

資格学校をどのように使うかを、自分で考えていなかったこと

だと思います。

多年度生になったら「なぜ落ちたのか」を一度考えた方がいい

一度不合格になること自体は珍しいことではありません。

設計製図試験は難しい試験です。

しかし、2回、3回と不合格が続いたときは、

「来年はもっと課題を解こう。」

だけではなく、一度立ち止まってもよいと思います。

考えたいのは、

「自分はなぜ合格できていないのか。」

ということです。

例えば、

  • 課題文の読み落としが多い
  • エスキスが時間内にまとまらない
  • 作図が遅い
  • 記述が弱い
  • 法規上の大きなミスをしてしまう
  • 空間構成やゾーニングがうまくいかない
  • 答案例を覚える勉強になっている

原因によって、必要な勉強は違います。

作図が遅いのであれば、作図練習が必要です。

記述が弱いのであれば、記述の勉強を増やした方がよいです。

でも、

考え方そのものが偏っているのであれば、同じ課題を増やすだけでは変わらないこともあります。

私はここに気付くまで、かなり時間がかかりました。

私は資格学校の答案例に寄せることを考えすぎていた

私が多年度受験になった大きな原因の一つは、

資格学校の答案例を「正解」だと思いすぎていたこと

だと思っています。

課題を解く。

答案例を見る。

「ここにこの部屋を持ってくればよかったのか。」

「このゾーニングにすればよかったのか。」

そうやって答案例との差を確認する。

もちろん、この勉強自体が間違っているわけではありません。

問題は、いつの間にか私が、

「どうすれば答案例に近づけられるか。」

ばかり考えるようになったことです。

でも本試験では、その答案例はありません。

初めて見る課題文を読み、自分で判断しなければなりません。

本当に考えるべきだったのは、

「この建築主は何を求めているのだろう。」

ということでした。

本試験で必要なのは「自分で答えを出す力」だった

今の私は、設計製図試験を単に条件を満たす試験だとは考えていません。

課題文を、

建築主から渡された要望書

のように読むことが大切だと思っています。

なぜ、この条件が書かれているのか。

なぜ、この敷地なのか。

なぜ、この屋外施設が必要なのか。

利用者はどのように建物を使うのか。

それを考えて、自分なりの計画へ落とし込んでいく。

資格学校の答案例と同じである必要はありません。

条件を満たしたうえで、

「なぜこの計画にしたのか。」

を自分で説明できることの方が重要だと思っています。

私は8回目の受験で、ようやくその感覚を持てるようになりました。

多年度生が同じ資格学校へ通い続けることが悪いわけではない

ここまで読むと、

「じゃあ資格学校を辞めた方がいいのか。」

と思うかもしれません。

そういう意味ではありません。

同じ資格学校に通い続けることが合っている人もいます。

例えば、

  • 基礎にまだ不安がある
  • 自分一人では学習管理が難しい
  • 添削してもらう環境が必要
  • 信頼できる講師がいる
  • 前年の不合格原因が明確になっている

こういう場合は、もう一度資格学校へ通うことにも十分意味があります。

私も資格学校から学んだことはたくさんあります。

大切なのは、

「去年通ったから今年も通う。」

と自動的に決めないことだと思います。

講師が変わるだけでも理解の仕方は変わる

私自身、長く資格学校へ通っていて感じたことがあります。

それは、

講師によって教え方はかなり違う

ということです。

実務の具体例を交えながら説明してくれる講師もいました。

「実際の建物なら、こう考える。」

という話が入るので、とても理解しやすかったです。

一方で、教科書に書いてある内容を中心に説明する講師もいました。

同じ教材を使っていても、私には全然違って感じました。

そのため、

「今の資格学校が合わない。」

ではなく、

「今の講師との相性が良くない。」

という可能性もあると思います。

場合によっては、クラスや担当講師を変えるだけで状況が変わることもあるかもしれません。

多年度生なら「違う考え方に触れる」のも一つだと思う

私が今、多年度生だったら意識すると思うのが、

一つの考え方だけに偏らないこと

です。

同じ資格学校へ何年も通っていると、その学校独特の考え方や答案のまとめ方に慣れていきます。

それ自体は悪いことではありません。

ただ、

「この形にしなければならない。」

「このゾーニングが正しい。」

と思い込んでしまうと、本試験で違う条件が出たときに対応しにくくなることがあります。

だから、

  • 他校の課題を解いてみる
  • 違う講師の説明を聞く
  • 市販教材を使う
  • 通信講座を追加する

といった方法で、

意識的に別の考え方へ触れる

ことには意味があると思っています。

資格学校・通信講座・独学はどう選ぶ?

多年度生になったら、私は次のように考えます。

今の状態検討したい勉強方法
基礎からまだ不安がある資格学校を継続
学習ペースを自分で作れない資格学校を継続
講師との相性に不安がある講師・クラス・学校を変える
同じ考え方に偏っている他校課題・通信講座を追加
基礎は身についている通信講座や独学も検討
角番で今年できることを増やしたい資格学校+別教材を検討

「多年度だから通信講座。」

「角番だから資格学校。」

と単純に決める必要はないと思います。

自分に何が足りないのかを先に考えて、その不足を補える方法を選ぶ。

この順番が大切です。

角番生なら「今年できること」を増やしてもいいと思う

特に悩むのが角番だと思います。

その年に合格できなければ、翌年は学科試験からもう一度受験しなければなりません。

私も角番を経験しています。

あのプレッシャーは大きいです。

だからこそ、

「今通っている資格学校だけで本当に大丈夫だろうか。」

と少しでも感じているのであれば、その不安をそのままにしない方がよいと思います。

資格学校を辞める必要はありません。

資格学校へ通いながら、

別の課題を解く。

別の講義を見る。

別の考え方を取り入れる。

そうやって、

今年できることを増やしておく

という方法もあります。

角番生ならスタディングを「保険」として使うのもありだと思う

その一つの方法として、私はスタディングのような通信講座を使うのもありだと思っています。

私はスタディングの無料講座を実際に確認しました。

無料で見られる範囲は、試験概要や作図方法など基本的な内容が中心でした。

ただ、

「ここまでは平行定規を使う。」

「ここからはフリーハンドで進める。」

といった具体的な説明もあり、講義自体は思っていた以上にしっかりしていました。

無料体験で確認した範囲では、私が日建学院で受けていた映像講義と比べても、大きく見劣りする印象はありませんでした。

詳しくはこちらの記事で書いています。

スタディング一級建築士製図講座を無料体験|資格学校に長年通った私が感じたこと

また、資格学校との違いはこちらの記事で比較しています。

スタディングと資格学校は何が違う?一級建築士設計製図を8回受験した私が比較

「来年また資格学校へ通う」前に考えてみてもいい

私は資格学校に何年も通いました。

だから、数十万円単位の受講料をもう一度払う感覚も分かります。

もちろん、お金をかければ合格できるという試験ではありません。

でも角番なら、

「今年落ちて、来年また学科から受けて、さらに資格学校へ通う。」

という可能性まで考えておいた方がよいと思います。

現在、スタディングの2026年1級建築士製図対策コースは55,000円、製図添削オプションは44,000円です。

添削まで付けても10万円を下回ります。

資格学校とはサポート内容が違うため、単純な価格比較はできません。

ただ、

「今年できることを一つ追加するための費用」

として考えるのであれば、私は検討しやすい価格だと思います。

※講座料金・内容は変更される可能性があります。申込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

当時の私ならスタディングは使わなかったと思う

ここは正直に書いておきます。

私が実際に角番だった頃にスタディングを知っていたとしても、

おそらく使わなかったと思います。

当時の私は、

「資格学校に通っているから十分。」

と思っていたからです。

他校の教材を使う必要もない。

資格学校の課題をしっかりやればいい。

そう思っていました。

その結果、私は8回目までかかりました。

もちろん、

「スタディングを使っていれば早く合格できた。」

と言うことはできません。

でも今振り返ると、

もっと早い段階で、自分の勉強方法そのものを疑ってもよかった

とは思っています。

今の私が角番だったらどうするか

今の私が、もう一度角番になったとします。

まず、自分がなぜ落ちたのかを分析します。

基礎が足りない。

作図が遅い。

記述が弱い。

エスキスがまとまらない。

課題文が読めていない。

何が原因なのかを考えます。

そのうえで、基礎から不安なら資格学校に通います。

でも、

資格学校には通いながら、別の教材にも触れると思います。

特に、

「今の学校の答案例に考え方が引っ張られている。」

「講師の説明だけでは少し不安。」

と感じるのであれば、スタディングのような通信講座を追加すると思います。

そして、すでに何年も受験していて、自分で学習を進められる状態なら、

今の私なら資格学校に通わず、通信講座を中心に勉強しても合格できたかもしれない

とも思っています。

ただし、これは8回受験し、実務も経験した今の自分だから言えることです。

初受験だった頃の私なら、同じ選択はしなかったと思います。

多年度生になったら「課題数」を増やすより考え方を変える

多年度生になると、不安なのでたくさんの課題を解きたくなります。

私もそうでした。

他校の課題を手に入れている人を見ると、

「自分も解いた方がいいのではないか。」

と思ったこともあります。

でも今は、

ただ課題数を増やすだけでは意味がない

と思っています。

他校課題を使う目的は、

「10課題多く解くこと。」

ではありません。

自分とは違う考え方を見ること。

そこに価値があると思います。

一つの課題でも、

なぜこの部屋をここに置くのか。

なぜこの屋外施設をこちら側にするのか。

なぜこの動線にするのか。

答案例を見る前に、自分で考える。

答案例を見た後も、

「自分と違う。間違えた。」

で終わらず、

「なぜこの答案はこう考えたのだろう。」

まで考える。

多年度生ほど、この勉強が大切だと思っています。

角番・多年度生に私が一番伝えたいこと

何度も設計製図試験に落ちると、自信がなくなります。

「自分には設計のセンスがないのではないか。」

そう思うこともあると思います。

私も7回落ちています。

でも、多年度生になったからといって、

勉強時間を増やせばいいとは限りません。

同じやり方でうまくいっていないのであれば、

やり方を変える。

違う人の話を聞く。

別の教材を見る。

課題文の読み方を変える。

そうやって、自分の考え方を一度揺さぶってみる。

私はもっと早く、それをやればよかったと思っています。

まとめ|もう一度資格学校へ申し込む前に「なぜ落ちたか」を考える

角番・多年度生が、もう一度資格学校へ通うことは間違いではありません。

資格学校が必要な人もいます。

ただ、

「去年も通ったから、今年も同じ学校へ行く。」

と決める前に、一度考えてみてほしいと思います。

自分はなぜ落ちたのか。

今の勉強方法に何が足りないのか。

資格学校を続ければ、その問題は解決するのか。

講師を変えた方がよいのか。

別の教材を追加した方がよいのか。

通信講座でも十分なのか。

そこを考えたうえで、次の勉強方法を選ぶ。

私は、それが多年度生になってから特に大切だと思っています。

そして角番で、

「今年はできることを全部やっておきたい。」

と思っているのであれば、資格学校だけにこだわる必要もありません。

スタディングのような別の講座を「保険」として使い、違う考え方に触れてみるのも一つだと思います。

有料講座へ申し込むかどうかは別として、まず無料講座を見て、

「今の自分に足りないものを補えそうか。」

を確認してみてもよいと思います。

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ランクⅢ研究所 運営者
私は一級建築士設計製図試験に8回挑戦し、ようやく合格しました。 何度もランクⅢを経験したからこそ、「なぜ落ちるのか」「どうすれば合格できるのか」を考え続けてきました。

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