資格学校、通信講座、それとも独学?
勉強法・講座選び
PR

スタディングと資格学校は何が違う?一級建築士設計製図を8回受験した私が比較

一級建築士ドル
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
この記事を書いた人|一級建築士ドル

一級建築士設計製図試験に7回不合格、8回目で合格。

ランクⅡが1回・ランクⅢを6回、角番落ちを2回経験しました。

現在は、その失敗と合格までの経験をもとに、設計製図試験の考え方を発信しています。

一級建築士ドル
一級建築士ドル

資格学校とスタディングでは、料金だけでなく、学び方そのものがかなり違います。

私は日建学院に長く通い、スタディングの無料講座も確認しました。

この記事では、

「自分にはどちらの環境が合うのか。」

という視点で比べてみます。

一級建築士設計製図試験の勉強方法には、大きく分けて、

  • 独学
  • 資格学校
  • 通信講座

という選択肢があります。

どの方法を選ぶかについては、こちらの記事でも詳しく書きました。

一級建築士設計製図試験は独学で合格できる?資格学校・通信講座の選び方

今回は、その中でも特に迷いやすい、

「資格学校とスタディングのどちらを選ぶか。」

について考えてみます。

最初にお伝えしておくと、私は日建学院には実際に通っていましたが、総合資格学院へ通った経験はありません。

そのため、私自身の資格学校での経験については主に日建学院での体験をもとに書きます。

総合資格学院については、現在公開されている講座内容や料金を、資格学校の代表例として比較します。

また、スタディングについては無料講座を確認していますが、有料講座を受講したわけではありません。

実際に確認できた範囲と、公式に公開されている内容を分けてお話しします。

※本記事の料金・講座内容・サービス内容は、2026年9月時点で各社公式サイトを確認した内容をもとにしています。

受講料や講座内容は変更される可能性があるため、申込み前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

まず、資格学校とスタディングは値段が大きく違う

資格学校とスタディングでは、まず料金に大きな差があります。

2026年度では、通学型の資格学校は数十万円から100万円を超える講座もある一方、スタディングの製図対策コースは55,000円、添削を付けても99,000円です。

ただし、

「同じサービスを安く受けられる。」

という比較ではありません。

資格学校とスタディングでは、講師との距離、添削、質問環境、学習管理などが大きく違います。

料金の詳しい比較については、別の記事でまとめています。

▶︎ 一級建築士設計製図講座の費用を比較|日建学院・総合資格学院・スタディングはいくら違う?

資格学校とスタディングを比較するとこうなる

比較項目通学型の資格学校スタディング
費用数十万円〜100万円を超えるコースもある製図対策55,000円
学習形式通学・対面中心オンライン
添削コース内で受けられるものが中心別料金の添削オプション
質問講師へ直接確認しやすい製図コースはQ&Aサービス対象外
学習ペース学校のカリキュラムに沿う自分で管理する
受講時間決められた時間が中心好きな時間に学べる
周囲の受験生同じ教室に受験生がいる基本的には一人
通学必要不要
講義対面・映像など動画講義
向いている学び方人に見てもらいながら進めたい自分で必要な部分を学びたい

※講座内容・受講料は変更される可能性があります。申込み前に各社公式サイトで最新情報をご確認ください。

資格学校の一番大きなメリットは「人に見てもらえること」

私が資格学校に通っていて良かったと思うのは、

自分の図面を人に見てもらえることです。

設計製図試験を始めたばかりの頃は、自分の図面の何が良くて、何が悪いのかさえ分かりません。

エスキスもそうです。

「なぜまとまらないのか。」

「なぜこの部屋をここに配置してはいけないのか。」

自分一人では気付けないことがあります。

資格学校なら、講師に図面を見てもらい、その場で質問できます。

さらに、

「周りの人はもう記述を書いている。」

「自分だけまだエスキスをしている。」

というように、他の受験生のペースも分かります。

これは良くも悪くも、通学ならではだと思います。

初めて製図試験を受験する方に私が資格学校を勧める理由も、ここにあります。

ただし「資格学校に通えば安心」ではなかった

私は長く日建学院に通いました。

当時の私は、

「資格学校へ通っているのだから、言われた通りにやれば合格できる。」

という気持ちもどこかにあったと思います。

でも、結果として私は7回落ちました。

8回目でようやく合格しています。

もちろん、それを資格学校のせいにするつもりは一切なく、シンプルに私の実力不足です。

あわせて読みたい
設計製図試験で「素直に読む」ことの大切さ|7回落ちて気づいた課題文の読み方
設計製図試験で「素直に読む」ことの大切さ|7回落ちて気づいた課題文の読み方

資格学校には十分な教材も課題もありました。

問題は、私自身の勉強の仕方でした。

私はいつの間にか、

「資格学校の答案例に、どれだけ近い図面を描けるか。」

を考えるようになっていました。

資格学校の答案例が「正解」だと思いすぎていた

資格学校では、課題を解いた後に答案例が示されます。

受験生だった私は、それを見るたびに、

「なるほど。こういう形にすれば良かったんだ。」

と思っていました。

そして次の課題では、その形に近づけようとする。

でも、本試験では同じ課題は出ません。

本当に必要なのは、

答案例の形を覚えることではなく、なぜその答えになったのかを考えること

だったと思います。

課題文を読み、

「建築主は何を求めているのか。」

「この敷地なら、どのような建物にするべきなのか。」

それを自分で考えられるようにならなければ、本試験で初めて見る課題には対応できません。

これは、私が7回落ちて、8回目でようやく気付いたことです。

これは資格学校が悪かったという話ではなく、私が資格学校をどう使うかを間違えていたのだと思っています。

あわせて読みたい
試験だから特殊、ではなかった|建築士になって初めて分かった製図試験の本質
試験だから特殊、ではなかった|建築士になって初めて分かった製図試験の本質

資格学校は「講師による違い」もあると思う

資格学校に長く通っていると、複数の講師から指導を受けることがあります。

その中で私は、

講師によって説明の仕方にはかなり違いがある

と感じました。

例えば、実務の具体的な話を交えながら、

「実際の建物なら、こういう理由でこの配置にする。」

と説明してくれる講師がいました。

そういう話は、とても理解しやすかったです。

単に、

「この部屋はここ。」

と教えられるよりも、

「なぜここなのか。」

が分かるからです。

その一方で、教科書に書かれている内容を中心に説明する講師もいました。

同じ資格学校に通っていても、誰から教わるかによって自分の理解度は変わると思います。

だから私は、

「資格学校に通っているから、それだけで大丈夫。」

とは今は思っていません。

スタディングの動画は思っていたよりしっかりしていた

そこで実際に、スタディングの無料講座も確認してみました。

詳しくはこちらの記事で書いています。

あわせて読みたい
スタディング一級建築士製図講座を無料体験|資格学校に長年通った私が感じたこと
スタディング一級建築士製図講座を無料体験|資格学校に長年通った私が感じたこと

無料体験で確認できたのは、

  • 試験の概要
  • 試験の進め方
  • 作図方法

など、比較的基本的な内容です。

実際の課題文や答案例、記述例など、私が一番見たかった深い部分までは確認できませんでした。

ただ、動画そのものについては好印象でした。

女性講師の話し方は丁寧で、図なども見やすい。

さらに、

「ここまでは平行定規を使う。」

「ここからはフリーハンドで進める。」

というように、実際の試験を意識した具体的なアドバイスもありました。

無料体験で確認した範囲に限れば、

私が日建学院で見ていた映像講義と比べても、大きく見劣りする印象はありませんでした。

スタディングは「資格学校の安い代用品」と考えない方がいい

ここは少し考え方を変えた方がいいと思っています。

スタディングを、

「資格学校が高いから、その安い代わり。」

とだけ考えると、本質から少し外れる気がします。

資格学校には、

  • 対面で指導してもらえる
  • その場で質問できる
  • 学習スケジュールを管理してもらえる
  • 周囲に受験生がいる

というメリットがあります。

スタディングは、そこでは勝負していません。

逆に、

  • 好きな時間に見られる
  • 何度でも動画を確認できる
  • 費用をかなり抑えられる
  • 資格学校とは別の考え方に触れられる

という使い方ができます。

私はこの、

「別の考え方に触れられる」

という点が、多年度生には意外と重要だと思っています。

どちらが向いているかは、受験経験によって変わると思う

私は、資格学校とスタディングのどちらが良いかを一律には決められないと思っています。

例えば初受験なら、講師に直接質問でき、自分の図面を見てもらえる資格学校の環境には大きなメリットがあります。

一方で、多年度生なら、

「もう一度、一から教えてもらう必要があるのか。」

を考えてもよいと思います。

すでに作図・記述・エスキスの基礎が身についているのであれば、通信講座で違う考え方を取り入れる方法もあります。

また角番なら、

資格学校を辞めずに、第二の教材としてスタディングを使う

という選択もできます。

私はこのように、受験経験によって講座の使い方を変える方が自然だと思っています。

初受験・多年度生・角番生それぞれの向き・不向きについては、別の記事で詳しく整理しています。

▶︎ スタディング一級建築士製図講座はどんな人に向いてる?向いていない人も8回受験した私が考える

今の私なら、通信講座を中心に勉強すると思う

もし今の私が、もう一度一級建築士設計製図試験を受けるなら、

高額な資格学校へ一から通うのではなく、通信講座を中心に勉強する

と思います。

今は8回の本試験を経験し、作図・記述・エスキスの基礎も分かっています。

課題文を、

「条件の一覧」ではなく「建築主から渡された要望書」として読む

ことの大切さも分かっています。

だから今なら、スタディングのような通信講座を利用しながら、自分に不足しているところを補う方法を選ぶと思います。

ただし、これは今だから言えることです。

初受験だった頃の私は、何が分からないのかさえ分かっていませんでした。

その頃なら、資格学校の環境を選んでいたと思います。

だから、

「資格学校かスタディングか」ではなく、「今の自分には何が必要か」。

それによって答えは変わると思っています。

まとめ|資格学校とスタディングは「どちらが上か」で比べない

資格学校とスタディングには、それぞれ違う良さがあります。

資格学校の強みは、

  • 講師へ直接質問できる
  • 図面を見てもらえる
  • 学習スケジュールを管理してもらえる
  • 周囲の受験生と一緒に勉強できる

という環境です。

一方、スタディングには、

  • 好きな時間に勉強できる
  • 動画を繰り返し確認できる
  • 通学する必要がない
  • 資格学校とは違う考え方に触れられる

というメリットがあります。

私は資格学校に長く通ったからこそ、その良さも分かっています。

同時に、7回不合格になった経験から、

「資格学校へ通っているから大丈夫。」ではない

ことも分かりました。

最終的に必要なのは、

課題文を読み、自分で考え、自分で答えを出せること

だと思っています。

そのために資格学校を使うのか。

通信講座を使うのか。

両方を使うのか。

そこは、自分の受験経験や不足している部分から決めればよいと思います。

次に読む記事

資格学校とスタディングの違いが分かったら、次は自分がどの段階にいるかに合わせて確認してみてください。

スタディングが自分に向いているか知りたい方

初受験・多年度生・角番生など、受験経験ごとに向き・不向きを整理しています。

▶︎ スタディング一級建築士製図講座はどんな人に向いてる?向いていない人も8回受験した私が考える

実際の評判・口コミを確認したい方

良い口コミだけでなく、添削・質問環境・古い口コミとの違いまで確認しています。

▶︎ スタディング一級建築士製図講座の評判・口コミは?資格学校に長年通った私が検証

無料体験を見た感想を知りたい方

私は実際にスタディングの無料講座を確認しました。

資格学校の映像講義と比べて感じたことや、無料でどこまで確認できたのかはこちらにまとめています。

▶︎ スタディング一級建築士製図講座を無料体験|資格学校に長年通った私が感じたこと

まず自分で講義を見てみたい方

スタディングには無料体験があります。

いきなり有料講座へ申し込む必要はありません。

講師の話し方や動画の見やすさ、作図方法の説明などを確認して、

「この講義なら自分でも続けられそうか。」

を見てから判断すればよいと思います。

LINEでお話ししませんか?

私自身、設計製図試験に何度も不合格となり、8回目でようやく合格しました。

勉強方法のことでも、本試験の失敗でも、「ちょっと誰かに聞いてほしい」くらいでも大丈夫です。

設計製図を受験している方なら、どなたでもお気軽にどうぞ。

一級建築士ドル
一級建築士ドル

私は本試験でたくさんの失敗談があります。

ぜひ気軽にお話ししましょう♪

【STEP1】 LINEを友だち追加
【STEP2】 一言メッセージを送る
(例:相談希望etc…)
【STEP3】 私からLINEで返信します

合格方法を教えるためのLINEではありません
ABOUT ME
一級建築士|ドル
一級建築士|ドル
ランクⅢ研究所 運営者
私は一級建築士設計製図試験に8回挑戦し、ようやく合格しました。 何度もランクⅢを経験したからこそ、「なぜ落ちるのか」「どうすれば合格できるのか」を考え続けてきました。

このブログでは、エスキス・課題分析・製図の考え方など、当時の自分が知りたかったことを、実体験をもとに発信しています。
ー 2025年合格時 ー

再現図

2025年の一級建築士設計製図試験を実際に受験したときの体験記も公開しています。

2025年 本試験体験記
記事URLをコピーしました