スタディング一級建築士製図の添削オプションは必要?44,000円を追加するべき人を考える

スタディングの製図対策コースは55,000円。
添削を付けると、合計99,000円です。
では、
44,000円を追加してまで、添削は必要なのか。
資格学校で何度も添削を受けてきた経験から、私ならどう判断するかを考えてみます。
スタディングの一級建築士製図対策コースを検討していると、少し迷うポイントがあります。
それが、
製図添削オプションを付けるかどうか。
です。
2026年合格目標の料金は、
- 1級建築士製図対策コース:55,000円
- 1級建築士製図添削オプション:44,000円
となっています。
つまり、
講義だけなら55,000円。
添削まで付けるなら99,000円。
です。
44,000円の差は小さくありません。
「スタディングは5万円台で安いと思ったのに、結局10万円近くなるのか。」
と感じる方もいると思います。
では、一級建築士設計製図試験で添削はどこまで必要なのでしょうか。
先にお伝えしておくと、私はスタディングの有料講座や製図添削オプションを実際に利用したわけではありません。
そのため、
「スタディングの添削は良い。」
と、実体験として評価することはできません。
この記事では、現在公開されている添削オプションの内容と、私自身が資格学校で長年添削を受けてきた経験から、
どんな人なら44,000円を追加する価値がありそうか
を考えてみます。
※本記事の添削オプションの料金・サービス内容は、2026年9月時点でスタディング公式サイトを確認した内容をもとにしています。
料金や添削内容は変更される可能性があるため、申込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
- スタディングの製図添削オプションでは何ができる?
- 通常の55,000円コースには添削は含まれていない
- 製図コースは通常のQ&Aサービス対象外。ただし添削時には質問できる
- そもそも、一級建築士設計製図試験で添削は必要なのか
- ただし「添削を受ければ合格できる」わけではない
- 私は添削後に「答案例へ寄せる」ことを考えすぎていた
- 私なら、こんな人は添削オプションを検討する
- 逆に、添削オプションを付けなくてもよさそうな人
- 5課題の添削に44,000円をどう見る?
- 私なら添削結果をこう使う
- 添削を付けるか迷ったら、私はこう判断する
- 添削込みでも99,000円。資格学校との料金差は大きい
- 添削だけを目的にスタディングを選ばない方がいい
- まとめ|添削は、自分では気付けない弱点を知るために使う
- まずは無料体験で講義を確認してみる
スタディングの製図添削オプションでは何ができる?
まず、現在の内容を確認します。
2026年合格目標の1級建築士製図添削オプションでは、
全5課題
の添削を受けられます。
流れは、
- 課題に取り組む
- 図面データをマイページから提出
- 講師が添削
- 添削結果を確認する
という形です。
公式サイトでは、原則として1週間程度を目安に返却すると案内されています。
また、図面だけではなく、
「計画の要点」についても指導対象
となっています。
さらに、製図対策コース受講生向けには、実際の受講生答案を題材にしたライブ勉強会も用意されています。
そこでは、
「どのミスが大きいのか。」
「なぜ、その判断をしたのか。」
といった部分も扱われます。
個別添削だけではなく、他の受験生の答案や考え方を見ることで、
自分の答案を客観的に考える機会も用意されている
ということです。
※講座内容・料金・提出期限などは年度によって変更される可能性があります。申込み前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
通常の55,000円コースには添削は含まれていない
ここは間違えない方がよいところです。
55,000円の「1級建築士製図対策コース」には、
- 製図基本講義
- WEBテキスト
- 課題演習
などが含まれています。
ただし、
個別の製図添削は別料金です。
そのため、
「55,000円払えば、自分が描いた図面も講師に見てもらえる。」
と思って申し込むと、想定と違う可能性があります。
添削まで必要なら合計99,000円
で考えておいた方がよいと思います。
製図コースは通常のQ&Aサービス対象外。ただし添削時には質問できる
もう一つ確認しておきたいのが、質問できる環境です。
スタディングには学習Q&Aサービスがありますが、
製図コースは通常のQ&Aサービスの対象外
です。
そのため、資格学校のように、
「この計画で大丈夫ですか?」
「なぜこの部屋はここなのですか?」
と、勉強中にその都度講師へ質問する環境とは違います。
ただし、添削オプションでは、答案を提出するときに「講師へのコメント」欄が用意されています。
その課題について質問を書けば、添削返却時に講師から回答をもらうことができます。
※一度に質問できる数には限りがあります。
つまり、
いつでも自由に質問できるわけではないけれど、添削する課題については質問もできる
という仕組みです。
ここは資格学校との大きな違いとして理解しておいた方がよいと思います。
そもそも、一級建築士設計製図試験で添削は必要なのか
ここからは、私自身の経験です。
私は一級建築士設計製図試験を8回受験しました。
資格学校にも長く通っています。
当然、その間に何度も図面を添削してもらいました。
その経験から言うと、
添削そのものには意味がある
と思っています。
特に最初の頃は、
自分では問題ないと思っていた図面でも、
人から見てもらうと、
「ここがおかしい。」
「この動線は使いにくい。」
「この条件を読み落としている。」
ということがあります。

設計製図試験は、自分で描いた図面を自分だけで評価するのが難しい試験です。
だから、第三者に図面を見てもらうことには価値があります。
ただし「添削を受ければ合格できる」わけではない
ここは、私がかなり強く感じていることです。
私は何年も添削を受けました。
それでも7回落ちています。
つまり、
添削をたくさん受ければ、それだけで合格できるわけではありません。
添削を受けると、
「ここが間違っています。」
「答案例ではこうです。」
と指摘されます。
でも、その指摘をただ直すだけでは、本試験で同じことができるとは限りません。
本当に大切なのは、
なぜ、その指摘を受けたのか。
まで考えることだと思います。
私は添削後に「答案例へ寄せる」ことを考えすぎていた
私自身、資格学校で添削を受けた後、
資格学校の答案例を見る。
自分の図面と比較する。
そして、
「次は答案例のようにしよう。」
と考えていました。
これを何年も繰り返していました。
でも今振り返ると、
少し勉強方法を間違えていたと思っています。
本当に考えるべきだったのは、
なぜ答案例では、この計画にしたのか。
です。
なぜこの部屋をここへ配置するのか。
なぜ利用者動線と管理動線を分けるのか。
なぜこの屋外施設をここに置くのか。
そして最終的には、
「建築主は何を求めているのか。」
を自分で考えなければなりません。
添削は、その考え方に気付くために使うものだと思います。
私なら、こんな人は添削オプションを検討する
資格学校で長く添削を受けてきた経験から、私なら特に次のような方は添削オプションを検討します。
- 初めて設計製図試験を受験する方
- 独学や通信講座だけで勉強している方
- 自分の図面の良し悪しを判断しにくい方
- 毎回同じようなミスをしているけれど、原因が分からない方
- 計画の要点の記述にも不安がある方
- 他に図面を見てもらえる環境がない方
設計製図試験で怖いのは、
「自分では成立していると思っている図面の問題点に、自分では気付けないこと」
だと思います。
例えば、
「エスキスが苦手。」
と思っていても、実際には課題文の読み取りでつまずいているかもしれません。
「作図が遅い。」
と思っていても、エスキスで迷いすぎて作図時間が足りなくなっている可能性もあります。
自分だけで勉強していると、原因そのものを間違えて分析してしまうことがあります。
だからこそ、第三者に答案を見てもらい、
自分では気付けなかった弱点や考え方の癖を知る
ことには意味があると思います。
特に初受験や、独学・通信講座だけで受験する方なら、私は添削オプションまで含めて検討します。
逆に、添削オプションを付けなくてもよさそうな人
全員が44,000円を追加する必要があるとは思いません。
例えば、
- 何年も資格学校で添削を受けてきた方
- 自分の弱点がすでに分かっている方
- 重大な条件違反を自分である程度チェックできる方
- 現在も資格学校で十分に図面を見てもらえている方
なら、55,000円の製図対策コースだけを利用する選択もあると思います。
特に多年度生なら、
「添削がある方が安心だから。」
という理由だけで追加するのではなく、
「今の自分には、第三者に答案を見てもらう必要があるのか。」
で考えた方がよいと思います。
何年も添削を受けていて、毎回ほぼ同じ指摘を受けているのであれば、必要なのは添削回数を増やすことではなく、
「なぜ、その指摘が何度も繰り返されるのか。」
を考えることかもしれません。
一方で、角番で他に図面を見てもらう環境がなく、
「今年はできることを増やしておきたい。」
という状況なら、私は添削オプションをかなり検討すると思います。
資格学校へ通っていて、すでに十分な添削を受けられている場合は、スタディングでは講義や課題だけを利用し、
資格学校とは違う考え方に触れる
という使い方でもよいと思います。
5課題の添削に44,000円をどう見る?
2026年度の1級建築士製図添削オプションは、
全5課題で44,000円
です。
単純に割ると、
1課題あたり8,800円です。
※2026年度の1級建築士製図添削オプションは、最終提出締切が9月26日です。
原則として課題リリース後1週間以内の提出が推奨されているため、これから申し込む方は、
「5課題を本試験までにどう提出するか。」
というスケジュールも確認しておいた方がよいと思います。
安いと感じるか、高いと感じるかは人によると思います。
私は、
課題数だけで判断しない方がよい
と思っています。
5課題しかない。
ではなく、
5課題それぞれで、
- 自分の癖を確認する
- 前回の指摘を次へ反映する
- 同じミスを繰り返していないか確認する
- 計画の要点も見直す
という使い方ができるなら、価値は出てくると思います。
逆に、
添削を受ける。
赤ペンを見る。
「なるほど。」
で終わる。
これなら、何課題添削してもらっても効果は小さいと思います。
私なら添削結果をこう使う

もし今の私が添削を受けるなら、
単に点数や指摘事項を見るだけにはしません。
まず、
「なぜ私はこの計画にしたのか。」
を添削前に自分で説明できるようにします。
そのうえで添削結果を見ます。
指摘されたら、
「答案例と違った。」
ではなく、
「自分の考え方のどこに問題があったのか。」
を確認します。
そして次の課題では、
同じ形を描くのではなく、
同じ考え方のミスをしない
ことを意識します。
これが添削の一番良い使い方だと思っています。
添削を付けるか迷ったら、私はこう判断する
私なら、
「添削がある方が安心か。」ではなく、
「今の自分に、第三者から答案を見てもらう必要があるか。」
で判断します。
目安としては、次のように考えます。
| 受験状況 | 私ならどうするか |
|---|---|
| 初受験・スタディング一本 | 添削ありをかなり検討 |
| 独学+スタディング | 添削ありをかなり検討 |
| 自分の弱点が分からない | 添削ありを検討 |
| 記述に不安がある | 添削ありを検討 |
| 多年度だが添削経験が少ない | 添削ありを検討 |
| 多年度で添削経験が十分ある | 添削なしもあり |
| 現在も資格学校で十分に添削を受けている | 添削なしでもよいと思う |
| 角番で他に図面を見てもらう環境がない | 添削ありをかなり検討 |
例えば、初受験でスタディングだけを使うなら、私は55,000円の講義だけではなく、
添削込み99,000円
まで含めて検討すると思います。
一方で、すでに何年も資格学校で添削を受け、自分の弱点も分かっている多年度生なら、
まずは55,000円の製図対策コースだけ
という選択もあると思います。
資格学校と併用する場合も、すでに十分な添削環境があるなら、スタディングでは講義や課題だけを利用する方法でよいと思います。
角番で他に図面を見てもらう環境がないのであれば、
「今年できることを増やす。」
という意味で、私は添削オプションをかなり検討します。
添削込みでも99,000円。資格学校との料金差は大きい
スタディングは、製図対策コース55,000円に添削オプション44,000円を加えて、
合計99,000円(税込)
です。
資格学校には、対面指導や質問環境、学習管理など、スタディングとは違うサービスがあります。
そのため、料金だけで単純比較はできません。
ただ、
「講義も受けたい。添削も受けたい。でも費用はできるだけ抑えたい。」
という方にとっては、99,000円という価格は一つの判断材料になると思います。
講座ごとの料金や学習環境の違いについては、別の記事で詳しく比較しています。
▶︎ 一級建築士設計製図講座の費用を比較|日建学院・総合資格学院・スタディングはいくら違う?
添削だけを目的にスタディングを選ばない方がいい
一つ注意したいのは、
スタディングを、
「44,000円で5課題だけ添削してもらうサービス」
として考えない方がよいということです。
製図添削オプションは、対象となる製図対策コースの受講者向けです。
つまり、
講義+課題演習+必要なら添削
という使い方になります。
そのため、
「講義も利用したい。」
「課題にも取り組みたい。」
「さらに自分の答案も見てもらいたい。」
という方ほど、添削オプションを付ける意味は大きいと思います。
まとめ|添削は、自分では気付けない弱点を知るために使う
スタディングの2026年1級建築士製図添削オプションは、
44,000円(税込)・全5課題
です。
製図対策コース55,000円と合わせると、
合計99,000円(税込)
になります。
私はスタディングの添削を実際に受けていないため、
添削そのものの質を評価することはできません。
ただ、資格学校で長年添削を受けてきた経験から、第三者に自分の答案を見てもらうことには意味があると思っています。
特に、
- 初受験でスタディング一本
- 独学+スタディング
- 自分の弱点が分からない
- 他に答案を見てもらう環境がない
という方なら、私は添削オプションをかなり検討します。
一方で、すでに何年も添削を受け、自分で答案をある程度チェックできる方なら、必ずしも追加する必要はないと思います。
そして一番大切なのは、
添削を受けること自体を目的にしないことです。
私は何年も添削を受けましたが、それでも7回不合格になりました。
今振り返ると必要だったのは、
「ここが違う。」
と教えてもらうことだけではなく、
「なぜ、自分はそう考えたのか。」
まで振り返ることでした。
添削は正解を教えてもらうためではなく、
自分では気付けない考え方の癖や弱点を見つけるために使う。
私は今なら、そう考えます。
添削オプションを付けるかどうかを決める前に、まずはスタディングの無料講義を見て、
「この講義で勉強を続けられそうか。」
を確認してみてもよいと思います。
無料体験を見た私の感想はこちらにまとめています。
▶︎ スタディング一級建築士製図講座を無料体験|資格学校に長年通った私が感じたこと
そのうえで、
「講義だけで進めるか。それとも自分の答案も見てもらいたいか。」
を考えて、55,000円の製図対策コースにするか、添削込み99,000円にするかを判断すればよいと思います。




