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一級建築士設計製図|3時間以内で作図する方法【迷わない作図手順】

一級建築士ドル
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この記事を書いた人|一級建築士ドル

一級建築士設計製図試験に7回不合格、8回目で合格。

ランクⅡが1回・ランクⅢを6回、角番落ちを2回経験しました。

現在は、その失敗と合格までの経験をもとに、設計製図試験の考え方を発信しています。

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私は初めて資格学校の模範解答をトレースしたとき、一式図を完成させるだけで13時間かかりました。

この記事では、私が13時間かかっていた作図を2時間53分まで短縮できた理由を紹介します。

「10月の本試験までに間に合うわけがない。」

製図試験は6時間30分です。

課題文の読み取りからエスキスまで約2時間、記述に約1時間。

残された約3時間30分で作図と見直しを終えなければなりません。

製図試験は6時間30分です。

課題文の読み取りからエスキスまで約2時間、
記述に約1時間。

残された約3時間30分で作図と見直しを
終えなければなりません。

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13時間かかっていた私には、到底不可能に思えました。

しかし、試行錯誤を繰り返した結果、最終的には平行定規を使って2時間53分で一式図を描けるようになりました。

なお、私は平行定規を中心に作図していましたが、受験期間中にはフリーハンドも使ってきました。

どちらで描くべきか迷っている方はこちらの記事で詳しく比較しています。

▶︎ 一級建築士製図はフリーハンドでも大丈夫?平行定規とどっちがいい?8回受験した私の結論

作図が速くなった理由は、手が速くなったからではありません。

迷わなくなったからです。

今回は、私が実践している「3時間以内で作図するための考え方」と手順をご紹介します。

筆者が描いた一式図

これは私が2時間53分で描き上げた図面です。

もちろん、最初からこのスピードで描けたわけではありません。

これから紹介する方法を繰り返し実践した結果です。

3時間以内で作図するために必要なこと

私が作図中に意識していることは次の3つです。

  1. エスキスの完成度を高める
  2. 描く手順を固定する
  3. 道具を最小限にする

どれも特別な技術ではありません。

しかし、この3つを徹底するだけで作図時間は大きく変わります。

① エスキスの完成度を高める

私は以前、

「1/400エスキスを描く時間がもったいない」

と思っていました。

少しでも早く作図に入りたい。

だからチビコマのまま描き始めていました。

しかし、それが作図時間を長くしていた原因だったのです。

チビコマでは作図中に必ず迷う

チビコマでは、

  • トイレの形状
  • 廊下の幅
  • 細かなレイアウト

こうした部分が曖昧なままになります。

すると解答用紙に描き始めてから、

「こっちの方がいいかな。」
「やっぱり納まらない。」

と考え始めます。

私は何度も、描いては消し、描いては消しを繰り返してきました。

実際には納まっていないこともありました。

これでは作図時間は短くなりません。

1/400エスキスは時間を節約する

1/400エスキスを描くようになってからは状況が変わりました。

作図中に考えることがほとんどなくなったのです。

解答用紙では、エスキスをトレースする感覚で描くだけ。

横線をまとめて引き、壁をまとめて描き、図面全体を流れるように描けます。

最初は、1/400を描く時間がもったいないと思っていました。

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でも実際には、1/400を描く時間以上に、作図中の迷いが減ることで短縮できる時間の方が圧倒的に大きいことが分かりました。

今でもエスキスの甘さは怖い

それでも作図中に焦ることがあります。

それは、エスキスの甘さに作図中や作図後に気付いたときです。

条件違反に気付き、すでに描いた図面を消して修正する。

時間だけでなく、精神的にも一気に焦ります。

だから私は、作図時間を短くするためだけではなく、安心して作図するためにも1/400エスキスは欠かせない

と考えています。

私が2025年の本試験で、課題文を読んでから1/400までどのような順番でエスキスを進めたのかは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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② 描く手順を固定する

昔の私は、描く順番が決まっていませんでした。

柱を書いて、壁を書いて、

「あ、寸法線だった。」
「次は階段かな。」

そんなふうに、その場で考えながら描いていました。

一回迷う時間は数秒です。

しかし、それが何十回も積み重なると数分になります。

作図時間を数分短縮できれば
  • エスキスを見直せます
  • 記述も見直せます
  • 条件違反にも気付けます
  • もう一度、課題文を読むこともできます

だから私は、作図の手順を固定しました。

基本的には資格学校で教わった手順です。

大切なのは、手順を知ることではありません。

考えなくても、その順番で手が動くくらい繰り返すことです。

私の作図手順

3時間以内で作図する手順
  1. 面積表
  2. 通り芯
  3. 寸法線
  4. 柱
  5. 壁芯
  6. 開口部
  7. 壁
  8. 階段・EV
  9. 法規チェック
  10. 外構
  11. 室名
  12. 補足説明

同じ種類の線をまとめて描く

私が意識しているのは、

各階を完成させることではありません。

通り芯なら全部。

柱なら全部。

壁なら全部。

同じ種類の線をまとめて描きます。

この描き方にすると、

定規を動かす流れが止まらず、

自然とスピードも上がります。

③ 道具は最小限

資格学校でも感じていましたが、

作図が遅い人ほど道具が多い印象があります。

例えば、

  • シャーペンを何本も使い分ける
  • テンプレートを多用する
  • 大きな三角スケールを使う

私は、

  • 0.7mmシャーペン
  • 0.5mmシャーペン
  • 消しゴム
  • VANKO三角定規
  • 15cm定規

だけです。

道具を増やすほど、持ち替える時間が増えます。

また、道具が多いほど「どれを使うか」を考える回数も増えます。

作図では、この小さな判断の積み重ねが時間を奪います。

数秒でも積み重なると数分になります。

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まとめ

私が13時間かかっていた頃は、

とにかく速く描こうとしていました。

でも今振り返ると、

時間がかかっていた原因は手が遅いことではありませんでした。

  • エスキスが曖昧だった
  • 描く順番が決まっていなかった
  • 描きながら考えていた

こうした「迷い」が積み重なっていただけです。

今では2時間53分で描けるようになりましたが、

速く描こうとは思っていません。

迷わず描ける準備をしているだけです。

作図は才能ではありません。

慣れです。

エスキスの完成度を上げる。

描く手順を固定する。

そして、作図中に迷わない状態をつくる。

この積み重ねが、3時間以内の作図につながります。

まずは次の一枚から、この3つを意識して描いてみてください。

廊下の計画が作図時間の短縮にもつながります。

ぜひこちらの記事もあわせてご覧ください。

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ランクⅢ研究所 運営者
私は一級建築士設計製図試験に8回挑戦し、ようやく合格しました。 何度もランクⅢを経験したからこそ、「なぜ落ちるのか」「どうすれば合格できるのか」を考え続けてきました。

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